MIU404について語る
どうも、びわです。
今回は、MIU404についてじゃんじゃん語っていきます。
とはいっても文章だけで書くと長々しくて大変なことになりそうなので、今回はパワポでまとめてみました!
スライドでまとめたのに結局長ったらしくなってしまいましたが…気になるスライドだけでも読んでくださると嬉しいです!
1~11話までの簡単なあらすじと感想をまとめてみました!
このドラマを起承転結で区切り、構成として個人的に好きだったポイントをあげていきます。
ストーリーに関して
主題歌 米津玄師さんの『感電』の歌詞について
視聴率について
良作が多いのに割と2桁を割ってしまうことの多いこの枠。ここ最近では、メゾン・ド・ポリス、大恋愛、アンナチュラル、コウノドリ2が2桁を越しています。コウノドリ2は見ていなかったのですが、他3作はとてもお気に入りのドラマでした!
MIU404に関しては、初回から最終話まで2桁を貫きました!
同局今期の他のドラマに視聴率は及びませんが個人的にはかなりヒットしたドラマだと思っています。
(画像はMIU404公式ホームページ、公式Twitterから引用させて頂きました。)
妖怪シェアハウスが本当に面白い件
8/1スタート(23:15~)、テレ朝土曜ナイトドラマ、『妖怪シェアハウス』が本当に面白いので今回はこのドラマについて話していきます!
公式HP https://www.tv-asahi.co.jp/youkai/
(以下写真は公式ホームページから拝借)
まずはメインキャスト紹介から
これまたキャストが豪華で、そして個性的なキャラばかりで本当に面白いんですよ!
主演 目黒澪 役
小芝風花さん
人を信じやすくまじめで我慢強い一方、自己評価が低く人に嫌われることを極端に恐れる。クズ男に引っ掛かりやすいとか…
陰陽師 水岡譲 役
味方良介さん
シェアハウスの隣にある荒浪神社の新人神主でありシェアハウスの大家。お祓い能力はイマイチでシェアハウスでは雑用をさせられている。
~妖怪たち~
お岩さん 四谷伊和 役
松本まりかさん
人間の姿のときは、ナースとして働いている。夫に裏切られ毒を盛られた恨みを抱えるお岩は、裏切った男には復讐すべき、泣き寝入りは許さないと考えるアグレッシブさを持ち怒ると超怖いが実は心根の優しい幽霊。
ぬらりひょん 沼田飛世 役
大倉孝二さん
忙しくする他人の家にいつの間にか上がり込み、煙草を呑んだり、お茶をすすったり、呑気に振る舞っては、いつの間にか去る妖怪。今は弁護士兼経営コンサルタントとして、カレー屋の経営コンサルを担当する。
座敷童子 和良部詩子 役
池谷のぶえさん
お屋敷や蔵に住み着く精霊だが、今は妖怪たちが住むシェアハウスの寮母として、みんなの世話をする。
酒呑童子 酒井涼 役
毎熊克哉さん
酒好き、女好きのモテ過ぎるイケメンで、少々乱暴な酔っ払いだが、卑怯者は許さない正義感あふれる粋な男。現世ではオークション会社に勤務している。一見怖そうに見えるが、実は女性に優しい。
ざっとまとめるとこのような感じです!どうですか?
設定からして面白そうじゃないですか⁉
1話では、彼氏にお金を騙し取られて借金する羽目になった上に、二股にかけられ、失意の中道端に倒れてしまった澪が伊和に拾われ、妖怪の住むシェアハウスに連れてこられる。
澪は夜中の妖怪たちの変貌に驚くものの、解決への後押しをしてくれる妖怪たちの温かさに触れる。そして、就職が決まるまでシェアハウスでの同居を決める。
2話では、1話で面接を受けに行った小さい編集プロダクションでのお試しバイトが決まった澪が意気込んで出社する。しかしそこはとんだブラック企業。仕事内容もかなりおかしい。
けれどそこに有名なイケメンスター編集者、宗像(蕨野友也)の姿が。宗像は澪にとても優しくしてくれた。妖怪たちは恋の予感だと喜ぶ一方で、何か怪しい気配を感じとる…その予感は的中、宗像は不倫を重ねる最低な男だった。
そんな中、シェアハウスに妖怪たちの友人、番町皿屋敷のお菊さん(佐津川愛美)が現れ、宗像を皿で物理的に成敗してくれた。
1話、2話のあらすじは簡単にまとめるとこのような感じです。
2話では、恋バナにキャッキャッと花を咲かす妖怪たち、特にぬらりひょんに釘付け!笑
もう本当にかわいいから見てない人は時間が許せばぜひ見てほしいです!
そしてゲスト出演(レギュラー化希望)のお菊さんのキャラも最高でした!
い、いや妖怪なのに可愛すぎ!!
話の展開自体は特に捻りもなくかなりストレートに仕上がっています。(それだけに子どもも見やすいかも?)
でも役者陣が本当に実力派ばかりで、半沢直樹に次ぐ顔芸の嵐!(* ´艸`)
とっても癒される妖怪たちのキャラ。でも妖怪としての恐ろしさも併せ持ち、悪人をスカッと成敗していく痛快コメディ!
ただ笑いを取るだけではなく就活ハラスメントなどの現代問題まで風刺しています。
脚本の面白さ、設定の面白さ、夏にぴったりの演出、そして出演者の方々の芝居スキルの高さ、すべてが融合して生まれたとっても面白い作品です!
恐らくこの先も主人公、澪がクズな男にどんどん騙されていき、それを妖怪たちが助けていくという構成となっていくと思います。
今期、そこそこ重い作品が多いのでこういう何も考えず笑って見れるドラマは必要となってくると思います!笑
土曜の夜、妖怪たちに癒されてみるのはどうでしょう⁉
きっと、日ごろの疲れも吹き飛ぶと思います!
#小芝風花 が紙芝居でみどころを紹介する
— 土曜ナイトドラマ『妖怪シェアハウス』第三怪は8月15日! (@youkaihouse5) 2020年8月8日
その名も『#小芝の小芝居』
第二怪、お楽しみいただけたでしょうか?
今回は8月15日(土)よる11:15から放送する第三怪のみどころをご紹介!
小芝さんのかわいい「小芝居」で予習しましょう!
それでは、はじまりはじまり~!
#妖怪シェアハウス pic.twitter.com/A6RoLTiKwI
小芝風花ちゃんの小芝の小芝居もほんっっっっとうに可愛いです!!!
あ、アンサングシンデレラが…!
どうも、びわです。
7/30オンエアの『アンサングシンデレラ』3話、皆さんご視聴されたでしょうか?
前回のブログで私が散々酷評してしまった作品…。
ご、ごめんなさーーーーーーーーーい!!!!!
1話、2話が自分の中では正直微妙だったのは本当なんです…でも3話がそれを覆すレベルでよかったので、、
今回は1,2話と3話を3つの点に分けて比較、分析していきます。(またただの学生が偉そうに語っています。温かい目で見てください…)
一応3話のあらすじも載せておきます。
葵みどり(石原さとみ)は相原くるみ(西野七瀬)と救急センターの調剤室で仕事中。すると、処置室にいた瀬野章吾(田中圭)から、搬送された小学校教師、新田奏佑(浅利陽介)の処置を手伝うよう呼ばれる。意識を取り戻し、医師から入院を告げられたが拒否する新田をみどりがなだめる。調剤室に戻る途中、病院薬剤師の忙しさに辟易するくるみに、みどりは産休育休を取っていた先輩が戻ってくると告げる。しかし、その先輩はドラッグストアに転職することになってしまった。このままでは忙しくなりすぎて、みんな辞めてしまうと嘆く刈谷奈緒子(桜井ユキ)を販田聡子(真矢ミキ)が諫める。みどりとくるみが、新田に服用している薬について聞くと、新田は大量の薬を出した。なかには日付の古い薬がある。また、くるみは半分に割られて処方された錠剤に気付くが、みどりが制した。みどりたちが新田の病室を出ると、ひとりの児童がいる。新田の教え子らしいが、声をかけると帰ってしまった。錠剤を割る処方は、その薬剤で行ってはいけないもの。みどりから話を聞いた刈谷たちも憤る。みどりはドラッグストアに電話して、新田の薬を出した薬剤師に問い合わせるが、白けた対応に腹が立つだけ。それならばと、みどりは直接ドラッグストアに赴く。躊躇しながら店内に入り、薬剤師を探すみどりに声をかけた店員は『娘娘亭』で顔見知りの小野塚綾(成田凌)だった。小野塚が薬剤師だということを隠していた事、新田の薬について電話で応対していたのも小野塚であった事に憤るみどり。しかし、小野塚も病院薬剤師を嫌っている様子で…。
(公式HPより https://www.fujitv.co.jp/unsung/index.html)
ストーリーの個数
はい、まず圧倒的に違うのは1話分に詰め込まれたストーリーの個数。
1話は、
- 病院薬剤師の概要説明
- 切迫早産の患者エピ
- 一型糖尿病の患者エピ(メイン)
2話は、
- 麻取がくるのにフェンタニルが足りない!
- 骨折で入院したが後に骨肉腫であることが分かる患者エピ(メイン)
- 薬を服用してくれない子供に困り果てる母親のエピ
1話はともかく2話は詰め込みまくりでしたね(笑)
3話は小野塚の正体、血液透析をしている小学校教員のエピソード(メイン)についてでした。
やはり1時間に詰め込めるストーリーって限度がありますよね。
EDで何がメインだったかわかる仕様になっているのでそれで何とか補っている感が出ていますが、メインの割には他のエピソードと割り当てられている時間が変わらないというか…
また、良ドラマの特徴として複数のストーリが盛り込まれているもののそれがメインのストーリーの伏線になっていたり何かしらの関連性があったりするんですよね。今期で言うとMIU404などがそれを上手く実現しているドラマだと思います。
しかし、アンサングシンデレラの2話などはそれぞれのストーリーに関連性がなく、どれもただの仕事紹介で終わってしまっているんですよね。単品で見たらせっかくいいストーリーなのに惜しいです。
まあでもこのドラマの場合考察系のドラマではないので、あるストーリーを別のストーリーの伏線にするのは難しいですよね(笑)フェンタニルを誰かが勝手に持ち出して使用していてその患者が倒れた!みたいな事件性のあるストーリーにはできないですし。笑
だからやはりストーリーを絞るということが良作にするにあたって一番の近道な気がします。
今回は、同枠人気医療ドラマの『コードブルー』でもおなじみの浅利陽介さんというビッグなゲストを起用し、透析と服薬と教員生活について深く掘り下げて描かれていたので非常に見やすかったですし、普通に感動させられました。
本編で深く、忠実に描くとここまでエンディングの演出が映えるのかと驚かされました。
病院薬剤師vs???
1,2話は医者のイメージをかなり下げて書いていたり、越権行為を正当化するような脚本でちょっと萎えていました。
ですが今回は小野塚(薬局薬剤師)の登場によって病院という枠組みから薬剤師という枠組みに視点が切り替わりました。
今度は薬局薬剤師を下げるような言い回しがあり結局こういう演出しかできないのかと少し落胆するとともに、主人公のキャラがどうしても好きになれないなと思いました。(笑)(ある程度原作に沿っていると思うので、これはドラマ制作側に言っても意味ないのですが)
小野塚は現実を見て仕事をしている(奨学金の返済)、みどりは理想を追い求めて仕事をしている、この対比はドラマとしては結構面白かったです。
でもやっぱり悪意のある描き方だと思います。これは実際に薬局薬剤師として働いている方からはブーイングが来るのではないでしょうか?
病院で働いている方も、ドラッグストアや薬局で働いている方も、その他違う場所で薬剤師として働いている方もそれぞれ考え方や価値観は違うはずだし各々誇りをもって働いているはずなのでこういう安っぽい描き方は抑えてほしいです。これは1話、2話、3話変わりません。
実際に存在している職業のイメージダウンは演出で使っていい技法の範疇を超えている気がします。
ただ3話のこの対比はドラマ的に良い方向に持っていくきっかけとなったと思います。
要らぬ演出
2話の変な効果音やなあちゃん演じる相原の恐らくファンの為の場違いな関西弁。
なんで入れたのかスタッフさんに聞いてみたいくらいです(笑)(酔いながら編集していてノリで入れたのか?と疑うレベル…)
でも今回は一気に真面目モードになりましたね。なあちゃんの関西弁はありましたが、場違い感はなく、なかなか薬を服用してくれない患者に飲んでもらうというミニストーリーの演出の補助にもなっていたので良かったです。
前回までに入っていたような要らなすぎる演出ってコメディならともかく真面目なストーリーだと、軽い気持ちで入れていたとしても一気に冷める視聴者もまあまあいるんですよ…私もその一人です。
コメディを作るのが難しい、喜劇を演じるのが難しいと言われる所以ってここにあると思います。あまりにも場違いなものを入れると冷めてその先にも響いてしまい、「終わり良ければ総て良し」で済まされなくなる…
タイミングって大事…思い知らされましたね(笑)
Twitterでも前回で離脱してしまった方が見受けられたし、視聴率も1話10.2% ,2話9.8%と微かではありますが減少傾向となっています。
離脱してしまった方にも3話は見てもらいたかった!という気持ちが芽生えるほど個人的には好きな回でした。
こういうのを考えると、初回、2話での視聴者集めって大事だなと痛感します。初回で得た視聴者にどれだけ視聴を維持してもらえるか、その視聴者にどれだけ高く評価してもらえるか、影響力を作ってもらえるか…
初回で大体の印象がついてしまいますし、後に挽回するのも大変なので連ドラを作る上で1話、2話はかなり大事になってくるのだと、良い勉強になりました。(べ、別に皮肉じゃないですよ!!!)
小野塚の登場により内容がしっかりしてきたアンサングシンデレラ。これからどのような展開になっていくのでしょうか?
周りを下げるような演出をできるだけ抑え、それぞれの良さが引き立つようなストーリーを期待しています!(笑)
医療ドラマについてあれこれ語る
どうも、びわです。
今日は最近飽和状態にもなっている医療ドラマについてあれこれ偉そうに語ってみます(笑)個人的な意見なので、不快に思われる方もいるかもしれませんがご了承ください。
今回は今放送中のアンサングシンデレラのように何かの職業、分野に特化した医療ドラマ(最近のもの)について、比較しながらつらつら書いていきます。
アンサングシンデレラ
フジテレビ 木曜劇場 2020.7.16スタート
全体評価★★☆☆☆
演出★★☆☆☆
配役★★★☆☆(なんで局違うのにあ〇番だらけなんだろう…)
リアル:エンタメ=3:7
まだ2話しか見ていない状態で評価するのもあれなのですが…
正直、私は合わないなと感じました。
このドラマ、患者の悲痛な様子や葛藤を描くのはとても上手いのです。その点はさすがフジだなと感じます。
しかし!
演出面で気になることが多々… この、病院薬剤師というところに焦点を当てたのはいいと思うんですよ。しかし、医療ドラマとして良いかと言われると正直うーん、、薬剤師って普通に素晴らしい職業なので病院薬剤師を取り巻く環境、職業を下げる必要性がそこまでないんですよね。
あまりにも周りを下げると、どうしても違和感を感じてしまいます。「ラジエーションハウス」でも同様な演出でしたが、もう少しストレートに書くこともできるのでは?と思いました。
また、職域無視、越権行為を連発するのも医療ドラマとして大丈夫なのか?
もちろんドラマなのでリアリティーは求めていません。ですがこのドラマの場合、実際に存在するこの仕事のやりがいだったり素晴らしさを世間に伝えていこうというコンセプトは少なからずともあるはずであり、やはり最低限のボーダーというか、再現しなければならないラインというものはあるはずなんですよね。
でもそのボーダースレスレ(もしくは下回ってる)の状態でシーンにそぐわないコメディ要素を投下し誤魔化す演出には違和感を覚えました。
他に違和感を感じた点についてはこのツイートに書いてあります。(辛口ですいません)
不思議な点が多いこのドラマ…
— びわ@ドラマ垢 (@biwadorama) 2020年7月23日
・謎のあな番メンバー集結
・ドラマと割り切っても気になる越権行為のオンパレード
・無駄に多いコメディ要素
・謎の効果音
・いや院外で個人情報出すのやめとけ()
・ファン狙いの唐突な関西弁
・「EDが全てです」#アンサングシンデレラ
冒頭で患者の描写は上手いと書きました。これは本当に本当です。しかし、本編では削ってもいいようなシーンが多い代わりに患者の描写が不足しているなという気はします。放送回数の関係で本来予定していたものよりかなり詰め込んでいるからだとは思うのですが、焦点、テーマが定まっておらずまとまりがなくなっているように感じます。
エンディングで一切セリフ無しで映像だけで魅せるという演出方法も確かに面白いのですが、もっと本編にも盛り込んで丁寧に描いてほしいというのが本音です。
いやなんかね…凄く勿体ないんよ、、
— びわ@ドラマ垢 (@biwadorama) 2020年7月23日
患者の描写とか凄く良いのに、雰囲気を破壊するレベルの演出が所々に入ってたりするから…あとこれは放送回数の問題もあるから仕方ないのかもしれないけど、1回に話盛り込みすぎて焦点が分散されてしまっているというか、、#アンサングシンデレラ
あくまでも2話見ただけの感想ですが、正直企画側が伝えたいことを視聴者に届けるのを、過剰な演出が阻害してしまい、全体的にまとまりがなくなっているという印象はあります。周りを貶すことなく、もっと自然に描けたらきっと良作になるのでは?と思います。
アライブ
フジテレビ 木曜劇場 2020.1月期
全体評価★★★★★
演出★★★★★
配役★★★★★
リアル:エンタメ=8:2
アライブはここ最近の医療ドラマで私が最も好きな作品です。
何が良いかって、やはりストーリの奥深さ、表現しづらいような重い内容でも忠実に描いてくるところですね。
このドラマって多くの医療ドラマと違ってとにかく助けられればいいっていうんじゃなくて、個人の事情に視点を向けて深く食い込んでるからいいよね。まあそこがこんなに重くなる原因でもあるんだけど #アライブ
— びわ@ドラマ垢 (@biwadorama) 2020年3月5日
アライブも、医者という枠組み内ではありますが、がん専門医に焦点を当てたドラマです。原作は無く完全なオリジナルドラマでしたが近年稀に見る良作でした。
では、同じようにある職に特化しているアンサングシンデレラと根本的に違うのはどのような点か?
アンサングシンデレラは、その仕事の良さを伝えたい
アライブは患者との関わりの中で生まれるもの、各々が立ち向かっていく情景を伝えたい
ここの違いかと勝手に思っています。でも結果的にはアライブもこの職業の素晴らしさについて描けているんですよね。これが良作だと感じた所以の一つでしょうか。
医療ドラマに不可欠な患者という存在。やはり患者との関わりやお互いの心情を忠実に描けてこそ、質の高いドラマになると思います。
アライブは医療ドラマ特有の派手さはほとんどありません。だからこそリアルで、たくさんのことを考えさせられるドラマになったのかと…テーマが重いせいか視聴率こそ伸びませんでしたが本当に良質なドラマでした。
病室で念仏を唱えないでください
TBS 金10 2020.1月期
全体評価★★★★☆
演出★★★☆☆
配役★★★★☆
リアル:エンタメ=5:5
これも僧医というなかなか特殊な職に焦点を当てたドラマです。
設定も面白く、ストーリーは結構考えさせられるものが多くて良作でした。
しかし漫画原作なので突飛な演出や唐突なコメディが多く少し気になった部分もありますが、全体としては丸く収まってた印象。救急救命にしてはあまり緊張感は感じられませんでしたが(笑)
このクールで同局で放送されていた、「恋は続くよどこまでも」(これは医療ドラマっていうより恋愛ドラマだけど笑)、そしてアンサングシンデレラも漫画が原作となっていますが、やっぱり医療系の漫画の違和感なく実写化するのって難しいんですよね。漫画では違和感なく読めるシーンもいざ映像化してみるとあれ?ってなったり…
2次元の読み物では許容できることが、3次元だと許容できなくなるこの現象…まあドラマという創作物といえど、どうしても現実社会との比較をしてしまいたくなるので仕方ないことなのかなと思います。
その点、オリジナル脚本は割と演出や進行に融通が利くので作りやすいという利点があるのかもしれません。
まとめ
今までよくわからん総評を書いてきましたが、結局私はどういう医療ドラマが好きかというと、医療面だけでなく、人間味、人間らしさを描いたヒューマンドラマの要素も兼ね備えたドラマが好きです。
それぞれにリアル:エンタメの比率を書いてみましたが(完全に直感です)医療ドラマにおいて何対何がベストだという決めつけはできません。作風によってそのドラマ内でのベストバランスって変わってきますから。
患者とのやり取り、お互いの葛藤、人間臭さが細部まで描かれていて、放送中も放送後も倫理観だったり、人生観を考えさせられるドラマ。そんな作品が私の好みです。
~余談~
アンナチュラルやMIU404みたいに架空の職業を扱うのって、リアリティーの概念とは無縁だし演出や脚本の幅が広げられていいですよね。架空と言えど、現実世界に落とし込むことも可能ですし。
医療ドラマだと架空の職業を作るのは難しいかもしれないけれど、作ってみたら案外面白そうな気がします(笑)
MIU404 #4 について語る
私は普段ドラマの感想をノートに記録していますが、やはりデジタルとしても残しておきたいと思いブログを書いてみることにしました。
勉強の息抜き程度に書いているので三日坊主になる可能性大ですが、まあとりあえずやってみることにします。(笑)
では本題に。
綾野剛と星野源という最強タッグ、そしてアンナチュラルと同じチームでの制作ということで人気を博しているMIU404。視聴率も2桁で安定しています。
今回4話のタイトルは『ミリオンダラー・ガール』
まず簡単にあらすじを書きますと、
拳銃による殺人未遂事件が勃発。被害者は大金が入ったスーツケースを片手に走っていた元ホステスの女、青池透子。一時駆け込んだ薬局にてなんとか応急措置を試み、監視カメラになにか言いたげな表情を浮かべていた。
透子はホステス時代、裏カジノに入店し徐々にカジノにハマっていき多額の借金を背負ってしまい風俗、そしてカジノ店でも働いていた。
志摩と伊吹は早速調査を開始し透子の就職先であるPCショップに向かう。店員の言動に察した二人。そして透子が編んだというあみぐるみを目にする。
傷を負いつつも逃げ続ける透子はある広告を見つける。広告の少女の目に心を打たれたのであった。
その後出血が止まらずふらふらになりながらもリムジンバスに乗り込むが、なんとそのバスには透子を襲った男たちも乗り込んでいた。その情報を手に入れた志摩と伊吹はメロンパン号でバスを追跡。銃で撃たれそうにもなったが命懸けで男らを捕まえることができた。しかし透子は息絶えていた。スーツケースの一億円も既に無くなっていたのであった。
鑑識からもらった透子のスマホデータには 彼女のSNSの書きこみ履歴が残っていた。
ようやく普通の生活を手に入れたと思いきや実は自分の新しい職場が暴力団がらみであったことへの絶望、嘆き、そしてマネーロンダリングのことについてつぶやかれていた。
読み通り、透子は宝石屋に何度も足を運び、汚いお金を美しい宝石にロンダリングして自作のあみぐるみに入れていたのだった。
そして逃げていた時偶然見つけた広告に心を打たれ慈善団体ガールズインターナショナルへの寄付を決め、宝石を詰めたウサギのあみぐるみは海外へ渡っていったのであった。
語彙力のないあらすじですいません(笑)あらすじ書くのって難しいですね。
今回も救いようのないような悲しい話でとても心が揺さぶられました。これから人生の再スタートを切ろうとしていた時に起こった災難、そしてどんどん追い詰められていく透子の人生が忠実に描かれていて、やはり演出が神がかってるなと思うとともに、青池透子役の美村里江さんの芝居に脱帽しました。
また、第三話のタイトルが『分岐点』でしたが、今回の最後のシーンではその『分岐点』を思わせるようなシーンがありました。
あと、最後の高速道路の『分岐点』の演出も素晴らしかった。
— びわ@ドラマ垢 (@biwadorama) 2020年7月17日
バスはどんどん下方へ、絶望の道へ進んでいくけれど編みぐるみを積んだトラックは上方へ、希望の道へ進んでいくんだよね
いや〜お見事だわ #MIU404
これは私のツイートですが…珍しくたくさんの方からいいね、RT頂けました笑(ありがとうございます!)
このツイートに書きたいことは詰まっているのですが…
バスは高速道路を降りていき、あみぐるみを積んだトラックは羽田方面へ(上へ)進んでいきます。ツイートには書いていませんが、その後あみぐるみは飛行機でもっと上へと進んでいくんですよね。透子を乗せたバスは絶望へと進んでいくのに対し、あみぐるみは希望の道へと進んでいくんですよね。この対比に本当に鳥肌が立ちました。
第三話からいろんなところに落ちているこの分岐点の要素。今後もまた重要なキーワードになっていくのでしょうか⁉楽しみですね!
野木さんの脚本って展開が早い分、細かいところにもちゃんと意味が含まれているというか、とにかく作りがとても丁寧です。
今回出てきた宝石はルビーですが、ルビーには勝利、勇気、自由などといった石言葉があるようで狙ったか狙ってないか本意はわかりませんが放送後もそういう考察をさせてくれるのもこの脚本のいいところです。
そういや私はてっきりあみぐるみの中に鍵でも隠しているんじゃないかという安い考察をしてました笑(某他局のヒロインが一話で死ぬドラマではそんな感じだったので)
でもやはりそんな安い展開ではありませんでした。汚い金をマネーロンダリングで美しい価値あるものにして自分と同じように苦しんでいるガールへ寄付…透子の人生は絶望で終わるかと思いきや希望へと向かっていく…そしてタイトルの伏線回収…
さ、最高かよ!!!
もう野木さんに一生ついていこうと思いましたね←
大好きです、本当に。バスの窓から、追い抜かしていくあみぐるみを積んだトラックを透子が嬉しそうに眺めるシーンで、主題歌、米津玄師さんの感電のサビ、「たった一瞬の~このきらめきを~」を被せてきて涙腺崩壊、感情爆発 。
こんな素敵なドラマを作れるスタッフさん、そして出演者の方々に本当に感謝です。
今回って「目」も一つの大事なキーワードになっていましたよね。
あみぐるみの目、監視カメラに何かを訴える透子の目、広告の少女の目、最後の志摩の目。
こういうまとまりがあるとなんだか面白いですよね。個人的に、こんな感じで裏テーマがある脚本大好きです!
あ、あともう一つ。
最後に一つだけ
私が助ける
自由になれる
そんなの嘘だ
逃げられない何もできない
弱くてちっぽけな小さな女の子
誰が決めたの
つまらない人生
な、なんとつぶったー(Twitter)の性質を利用して逆読み演出してきました(呆然)
現代っ子、九重しか気づかないのがちょっと笑えますが、これも鳥肌モノでしたね。
普通に読むと絶望的な文章ですが、逆から読むとなんと希望に満ち溢れた文章に!
小説などではたまに使われる技法ですが…こんな感じでドラマにも起用してくるとは!もう凄すぎて語彙力失いますね()
とりあえず今回はこの辺で…!冷静に書こうと思いましたがいつものツイート通り感情が爆発した文章になってしまいました笑
次回予告
NEXT SPOT❣️
— 【公式】『MIU404』第5話 7月24日(金)夜10時放送! (@miu404_tbs) 2020年7月17日
『MIU404』第5話 《夢の島》
7月24日(金)よる10時放送✨
同時多発コンビニ強盗事件発生!!
事件の裏に秘められた想いとは…
ゲストは、#小日向文世 さん& #渡辺大知さん💛#MIU404 #綾野剛 #星野源 #岡田健史 #橋本じゅん #麻生久美子 #黒川智花#第5話は7月24日よる10時 pic.twitter.com/MdbglNYSkz
来週もとても面白そうですよね!楽しみです!