TOKYO MERについてあれこれ

f:id:biwadrama:20210913050956p:plainどうも、びわです。

日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』が遂に最終回を迎えましたね!本当に1話から最終回まで怒涛の展開で素晴らしいドラマでした。

 

 

 

まずはメインキャストについて!

 

よくチーム医療という言葉を聞きますが、あのERカーの小さな空間にも強靭なチーム医療ができているんですよね。それは、MERチームのキャスト同士の絆があってこそだと思います。

主演の鈴木亮平さんは、もう言うまでもなく素晴らしかったですよね。「目の前にある命を救いたい」その熱い気持ち一心でどんな困難にも立ち向かっていく喜多見。正直、鈴木さん以外考えられないです。本当に熱演されていました。

そしてMERのドクターであり、かつ厚労省の医系技官という難しい局面に立っている音羽を演じた賀来賢人さん。最初は政府の方に寄っていながらも、喜多見たちと人命救助をしていく過程で徐々にMERを守っていかなければならないと決心を固めていく姿に涙しました。

MER唯一の研修医、弦巻役を演じた中条あやみさん。最初は、何もかも自分一人ではできなくて、皆の足を引っ張ってしまうような存在でしたが、最終回の自ら進んで行動していく姿には心打たれました。

 

ストーリーについて

MERのここが良い!

TOKYO MERの何が良いかってとにかくあのテンポ感、そして壮大さですよね。これが後で書く「メッセージ」をどストレートに伝えることができる要因にもなっていると思います。

 

一話を見た時、「あ、これTBS本気出したわ」って開始5分で思いました。でも、さすがのTBSでもこのクオリティーを維持するのは無理だろうなと。お金はかかるし、コロナの影響で思うように撮影ができないこともあるだろうし…

 

 

す、すいませんでしたー!!!🙇‍♀️

 

余裕で2話以降も本気出してきていてびっくりしました。ただでさえドラマの撮影がぎりぎりで有名なTBS。今回も予告が間に合っていないことがありましたが、オンエアまでにしっかり固めてくるのでさすがですよね。

 

伝えたかったメッセージとは

このドラマが伝えたかった事って何なんだろう?って放送後考えたのですが、やはりこの状況下での医療体制や医療行政に対して、人々の命、生活を最優先にできるように医療と政府が手を取り合ってほしいという事、そして医療従事者、いや職業など関係なく、この世界を全力で生き抜いているすべての人へエールを届けるためのドラマだったのではないでしょうか?

 

喜多見の妹、涼香の死に関して、最初は「なんて鬼脚本!」「別に何とか助けられたっていう設定でもよくない?」って思っていました。最終回が終わった後ですらそう感じていました。

 

でも、現実ではほぼ不可能な死者0を貫いてきたストーリーに突然現実を突きつけ、さらに主人公の妹が亡くなることで状況は違えど、身の回りの大切な人をいつ失ってもおかしくない、このコロナ禍への皮肉を謳っているのかもしれないなと。

 

制作の裏側は知りませんが、恐らく涼香の死は最初からシナリオにあったのではないか?と思います。ドラマ内でも、視聴者からも、誰からも愛されるように「涼香」という人物像を描き、突然失わせる。確かに鬼脚本です。ですが、皮肉という面で考えれば、私は納得がいきました。

 

椿について

突如現れた「椿」という人物。あの人物の登場は何を意味していたんですかね?

結局、椿が惨劇を始めようとしたところであっさりと撃たれ、喜多見がまた救うという展開で終わってしまい、はっきりとした目的やその後が描かれなかったのでよくわかりませんでした。そこは、正直脚本の粗と言うか、時間配分がうまくいかなかった可能性が高いと思います。続編作って回収するならそれはそれで凄くいいと思いますが!

 

椿が必要以上に喜多見に近づこうとする理由…。綺麗事を並べながらもうまく切り抜けていく喜多見に嫉妬していたのか、それともそんな喜多見の信念が好きで間近で見ていたかった?(ただのサイコパス笑)

椿は涼香を奪い喜多見を失意のどん底に落としながらも、最終的に医者としての喜多見を奮い立たせていて、ストーリーを進行させる上では必要でしたが、目的が明らかにされない以上、やっぱりよくわかりません。

テロリストって結構独特の信念や思想を持っているイメージなので、そういった事が描かれなかったのはモヤっとしました。

 

最後に

まあ何はともあれ、素晴らしいドラマだったのは間違いないです!忙しくてあまりドラマ自体見れていないのもありますが、去年のMIU404以来突き刺さるようなドラマに出会えていなかったので久々に熱中して視聴することが出来ました!(テスト勉強に追われすぎて録画し忘れて第5話見落としたのは秘密🤭)

 

今回は政府との悶着でしたが、他にも様々な業界との交差が作れそうな気がします。続編でも劇場版でも何でもいいから作っていただきたいです!笑

 

このご時世、我慢しなければならないことも多く、澱んでいる世の中に熱いエールを送ってくれたTOKYO MER。制作に携わられた全ての方々に感謝です!


死者0なんて普通なら無理だけど、こんなご時世だからこそ理想を描くストーリーに救われました。

 

いち早くこの状況が終息し、穏やかな日常を取り戻せますように。



(画像はホームページからお借りしました。)